骨粗しょう症と歯科治療
こんにちは。
歯科医師の白井です。
まだ6月なのに、こんなに暑くて体がついていかない今日この頃です。
皆さんはいかがお過ごしですか?
さて、今日は骨粗しょう症についてお話します。
骨粗しょう症、聞いたことがある方多いと思います。
骨粗しょう症とは、骨の強度が低下して骨折しやすくなる骨の病気です。
この病気による骨折から、介護が必要になる方もいらっしゃいます。
治療薬として、ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)があります。
しかし、このBP製剤を服用している方が抜歯など顎骨に刺激が加わる治療を受けると
顎骨壊死が起こる場合があると報告されています。
BP製剤を服用している方で、歯科を受診する時に注意が必要な処置があります。
抜歯、インプラント、歯周外科など顎骨に侵襲が及ぶ治療です。
BP製剤の投与期間が3年未満かつリスク要因(ー)の場合→
原則として休薬しない
BP製剤の投与期間が3年以上、またはリスク要因(+)ステロイドの内服の場合→
主治医と相談で休薬が望ましい
長期にBP製剤を服用していても、歯を削る、型を取る、入れ歯を作るなどは処置する事は出来ます。
このように歯科治療で注意が必要なお薬があります。
歯科受診の際には、お声がけ頂きたいと思います。
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