継続治療のススメ その2
投稿日:2020年7月4日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。荻原です。
前回のブログでは、治療中断の怖さに触れました。
治療を中断している間に、どんどんお口の中の状態が悪くなってしまいます。
歯は、皮膚などと違い、一度壊れてしまうともう元には戻りません。悲しい限りです。。。
細かい話は抜きにして、修復、再生することが出来ない組織なのです。
今回は、「むし歯の放置」に関してフォーカスしようと思います。
歯は三層構造で、表層から
①エナメル質
②象牙質
③歯髄(神経)
とあり、表層のエナメル質は神経がないため虫歯になっても痛くありません。
歯が小さく欠けても、削れても、いたくないですよね。また、歯が黒くても痛くないので放置してました。というパターンもむし歯がまだエナメル質の神経がない所にとどまっているからです。
神経がないので麻酔せずに治せることが多いです。
「最近少し染みるんです。」「ちょっといたくなってきて~・・」
これは象牙質に進行しています。そもそも痛い段階なので、処置には麻酔が必要です。
「激痛で。。」「夜眠れません!」
これは歯髄です。神経がやられています。
正直、虫歯にならないのが一番ですが、なってしまったとしても、エナメル質内の初期の状態で見つかっている方が断然処置が楽で、費用が掛からないのも(神経を抜いたりしないので)一目瞭然です。
治療中断中にもどんどんむし歯は進行してしまいます。
もし、放置している歯があれば、どうか勇気を出して当院にお電話をください。
救える神経、残せる歯は、出来る限り治療で残していきます。
歯科医師 荻原卓弥
■ 他の記事を読む■