骨のある話
投稿日:2024年3月8日
カテゴリ:院長ブログ
皆さん
こんにちは
井上歯科医院 院長の井上でございます
新規の患者さまも少しづつではありますが拝見することができて
お悩みや不安事の解消にお役に立っているようで良かったです。
患者さんに分かりやすく、不安感を少しでも減らして前向きに
治療に向かっていただけるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
さて、今日は骨のお話をしたいと思います。
歯周病治療で骨が溶けてしまった患者さんやインプラントをするのに骨が足りない患者さんには人工的に骨を増やす治療があります。(こういった歯科の治療では再生療法は当たり前になっています)
骨を増やすには、術式と材料が必要になります。
今回は、材料に関してのお話をいたします。
骨に関しては、
天然もの と 人工もの があります(養殖とかではないですよ(笑))
天然もの①人間から採取したもの 自分の骨を移植する方法、他人の骨を移植する方法
(当院では使用しておりません)→ 人骨
他科から採取したもの 牛の骨を移植する方法(世界的にほとんどはこれです)→牛骨
昔から使用されていて実績やデータが沢山ある、世界中でメジャーな商品なので安心感あります。
人工もの②アパタイト系 人工骨を入れた後に早くなくなってします傾向あり(従来タイプ)
炭酸アパタイト 人工骨を入れた後のなくなる速度がおそいもの傾向(新型タイプ)
歴史は浅いが日本の歯科大学は、炭酸アパタイトを使用している(人工物なので)
細かいことは書きませんが色々な条件がありまして従来の牛骨から人工アパタイトに変更していく
方向にあるかもしれませんね
自分の大学卒業の時には、開業医の先生がインプラントに骨をしっかり作ってからインプラントをいれるという考えがありませんでした。
時代は、変わり
今では、歯周病やインプラント治療で骨を作ることをしてきました。
今後も勉強することを忘れずに安心安全は医療を提供できるようにと思っております。
院長 井上宏一でした
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