継続治療のススメ その4
投稿日:2020年8月31日
カテゴリ:未分類
こんにちは。荻原です。
ここ最近のブログでは、治療中断の怖さについて触れております。
治療を中断している間に、どんどんお口の中の状態が悪くなってしまいます。
今回は、「失活歯の放置」に関してフォーカスしようと思います。
失活歯(シッカツシ)とは、神経のない(神経が死んでいる)状態の歯のことです。
神経は、温度などの刺激を感じるセンサーです。
その神経がないということは?
そうです。失活歯は、しみる、痛いなどの症状を感じることが出来ないのです。
そこに怖さがあります。
痛くないからいつまででも放置されてしまいます。
失活歯の歯の中に虫歯菌が入って、気が付かないうちにどんどん菌が増殖すると。。。。
根尖性歯周炎になります。
根尖→根の先
歯周炎→歯の周りの炎症(膿がたまる)
といったところでしょうか。
膿が、顎の中で広がるので骨が知らないうちに溶けてしまいます。
これを治すには根管治療をするしかありませんが、発見が遅ければ遅いほど骨がたくさん溶けているため治りにくくなってしまいます。
根尖性歯周炎はレントゲンで診断することが確実なので、検診の際は必ずチェックしています。
荻原
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