歯の神経を残すことの大切さ
投稿日:2021年2月12日
カテゴリ:院長ブログ
皆さん
こんばんは
井上歯科医院 院長の井上でございます
本日は、なぜ?神経を残した方が良いのかを
熱くお話ししたいと思います。
歯の神経は、なぜあるのでしょう?
理由のひとつに危険を回避するためのセンサーだと考えてます
なぜ?痛みを感じないと生命の危機に陥るかもしれません
むし歯になって染みたり、痛いときに歯医者を訪れますよね?
歯が!体が!危ないですよ~って教えてくれてるんだと思います
歯の構造をここで少し解説しましょう
歯の表面は、硬いエナメル質で覆われています
知っている方も多いと思いますが、骨より硬い!水晶と同じくらいと言いますが
誰が水晶の硬さ分かるんでしょうね(笑)
まあ、それはさておきエナメル質でむし歯が起きても実は、痛みを感じません!
え~~~~!ホンマですか?ホンマです!
エナメル質は、神経が来ていないのです
で!ここで安心するのではなく、むし歯をエナメル質でとどめることで
歯ブラシ指導やフッ素歯みがき剤(使用後のうがいは、1回まで)、キシリトールなどを利用、活用することでむし歯を健康な歯に復活させることが出来るのです~~~!
え~~~~!ホンマですか?ホンマです!(その2)
上のむし歯(象牙質)になってくると染みてきたり、痛みが出てくる可能性があります
歯髄(これが神経になります)
え~~~~!神経までむし歯になってないやん!痛いん?
そうなんです
実は、歯髄から象牙質へ神経の細~くなっている象牙細管というものが来てます
ここ大事なところですよ~!期末テストに出るかもしれません(笑)
むし歯で症状のある方は、ここまでむし歯が進行していることが多いですね
レベル1 先生 最近、冷たいものが染みるんです(冷水痛)
レベル2 先生 最近では温かいものまで染みてくるんです(温熱痛)
レベル3 先生 先週くらいから物を食べると痛いんです(咬合痛)
レベル4 先生 昨日から何もしなくても痛いんです(自発痛)
レベル5 先生 しばらく痛かったのですが痛み止めを何回か飲んでいたら痛みなくなりました
(歯髄壊疽?)
レベル2くらいで結構、むし歯が広がっていることがしばしばです。
レベル3だと神経残せるかなのレベルです
レベル4は、神経を残すのは難しいと思います。根管治療になる可能性大です
レベル5は、神経の治療(根管治療)になると思います
神経の治療(根管治療)は、本当に細かくてスーパー気合いとガッツな根気とウルトラ集中力を
使って治療しないといけないのです!
顕微鏡を覗きながら1時間なんてあっという間です!
保険外での治療は、顕微鏡を使用してラバーダムをしてやっておりますよ~
時間とお金がかかるんですよ!
ですからみなさん!むし歯予防に気合いを入れていきましょう
井上歯科医院では以下の3つをお勧めしております
①セルフケア:自宅での歯ブラシ フロス 歯間ブラシ フッ素 キシリトールなどを使って毎日のプラークを除去しましょう
②定期検診:定期的に検査を受けて状況の変化を聞いて、注意するべきことがあれば改善しましょう
③プロケア:エアーフローという器械に細かいパウダーを入れて水圧で菌を取り除く(バイオフィルム)を定期的に受けてお口の菌数を減らすことをお勧めします
本当にみなさん痛くなる前に歯医者さんへは行ってくださいね
井上からのお願いでした
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