～口臭について～②

こんにちは、歯科医師の白井です。

GWが過ぎ、あっという間に5月も後半に突入しました。

段々と汗ばむ日も増え、夏を感じる様になってきましたね。

さて、今日は前回から続いて口臭についてお話ししたいと思います。

前回は「生理的口臭」についてお話ししました。

誰にでもある臭いで、主に唾液の分泌量が減り口腔内の細菌が増殖して口臭の原因となるものを言います。

今日は「病的口臭」についてお話していきます。

病的口臭とは、口や鼻や喉などの呼吸器の病気、消化器系の病気、糖尿病などが原因で起こる口臭のことです。

この中の「口」に歯科医院で出来る口臭ケアがあります。

歯周病：歯周病菌による臭い

むし歯：むし歯菌による臭い

歯垢：細菌の塊による臭い

歯石：歯垢が固まって作られる歯石による臭い（歯石が付く事で歯周病も進行していきます。）

舌苔：歯垢と同じ細菌の塊による臭い

義歯（入れ歯）：義歯のプラスチック部分は色や臭いを吸着する為

また、鼻や喉は口とも繋がっているため、副鼻腔炎（蓄膿症）や咽頭炎、喉頭炎などの炎症があると、口臭がおこります。

これより、歯科でのむし歯治療、歯周病治療、また、定期的な検診での口腔内チェック、義歯チェックが大切になります。

いかがでしたか。

生理的口臭、病的口臭、口臭には一つ一つ原因があってそこに対処していく必要がありますね。

井上歯科医院一同、これからもそのお手伝いをさせていただきたいと思います。