妊娠中の歯科治療
投稿日:2021年7月20日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは、クサツです。
今日は妊娠中の歯科治療について書きます。👶
妊娠中でも歯科治療は可能です。
分娩までに治療を済ませておくことをお勧めします!
出産後は育児や家事におわれ、受診する時間が取れず症状が悪化してしまうことも!?
妊娠1ヶ月~4か月 ⇒ 妊娠初期は不安定な時期になります。
治療は応急処置程度にとどめることがあります。
妊娠5ヶ月~8ヶ月 ⇒ 安定期のこの時期にほとんどの歯科治療が行えます。
しっかり治療して出産に備えましょう。
妊娠9ヶ月、臨月 ⇒ 臨月に入ると急なお産で治療が中断してしまうことがあります。
治療は応急処置程度にして、出産後に行うことがあります。
妊娠中の歯科治療で気になること・・・
① X線撮影(レントゲン)→ 歯科のX線撮影は首から上ですし、X線用の防護エプロンを着用
するので影響はないと考えてよいでしょう。
② 麻酔 → 歯科治療で行う麻酔は歯ぐきに売ってその周囲だけに効かす「局所麻酔」である
ため、体への影響はないと考えてよいでしょう。
しかし、妊娠初期はストレスをかけるのを極力避けるために、
麻酔を使う治療は妊娠中期まで待つこともあります。
③ 薬 → 基本的に妊娠中の患者さんには積極的に投薬は行いません。
しかし、我慢できないほどの痛みの場合は、安全性の高いものを処方する
こともあります。
お口の中を清潔に!!
妊娠中は女性ホルモンの変化により歯肉が炎症しやしかったり、つわりの影響で歯磨きが十分にできないといったことで、お口の中が不衛生になりがちです。もともと歯肉炎や歯周病があった場合は悪化するリスクが高くなります。歯周病は早産や低体重児を出産する確率が高くなると報告されていますので注意が必要です。
治療の時の姿勢が苦しい、つわりで気分が悪いなど、体調に合わせた治療を行いますので
お気軽にお申し付けください。
■ 他の記事を読む■