インプラント治療の流れ
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インプラントの基本的な治療の流れ
ここではインプラント治療の基本的な流れをご説明いたします。インプラント治療は一度の手術のみで終わるわけではなく、手術後の治癒期間、仮歯の作成など、いくつかのステップがあります。しっかりとした手順を踏むことで安全性も高まり、治療後も快適な生活が可能になります。
①~⑥の治療ステップになりますのでしっかりと確認してください。なお、ご不明な点がございましたらスタッフまでお聞きください。
インプラントの構造
- 上部構造(人工歯)・・・歯ぐきから出る金属またはセラミックの歯
- アバットメント(支台)・・・歯の土台にあたる部分
- インプラント体(フィクスチャー)・・・歯の根にあたる部分
診査・診断
【インプラントが適しているかどうか、診査をします】
口腔内所見・レントゲン・歯ぐきの検査・口腔内写真・咬み合わせ等を総合的にチェックして、改善方法や最善の治療方法を考えます。
診査結果を基にいくつかの治療方法を患者様にご提案します。治療に関するご希望を伺い、修正を行なったうえで、最終的な治療計画・費用の決定を致します。
インプラント治療に必要なサージカルガイド作製の為、歯型を何個か型どりします。
サージカルガイドをお口の中に装着してCT撮影し、画像の解析をします。
〈手術準備〉 1本のインプラントに対して以下の費用がかかります。
- ステント作製(インプラントを正しい位置に埋めるための装置82,500~円(税込))
→最新のコンピュータガイドシステムに関しては、別紙パンフレットをご覧ください - レントゲン撮影(全体的なレントゲン及びCT撮影33,000円(税込))
〈手術法の選択〉
- 骨や歯ぐきに厚みがある場合・・・1回法 (インプラント体と大きめのキャップを一度に取り付けます。)
- 骨や歯ぐきに厚みがない場合・・・2回法(インプラント体をはじめに埋め、2回目に大きめのキャップを装着します。)
〈顎の骨状態の確認〉
- 骨の厚さがインプラントを埋め込むのに足りない場合は、インプラントの手術前に骨を増やす手術を行ないます。骨造成手術(GBR)99,000円(税込)
一次手術
歯の根にあたる部分のインプラント体(=フィクスチャー)を手術により顎の骨に埋め込む手術を行ないます。手術費用 1本220,000円(税込)
〈手術手順〉
通常の麻酔をし、歯ぐきを切開後、骨を削りインプラント体を埋め込みます。
手術自体は、埋め込む本数にもよりますが30分~2時間程度で入院の必要もなく、その日のうちに帰れます。
1回法の場合は、歯ぐきから金属のふた(キャップ)が見える状態にし、2回法の場合は完全に歯ぐきでおおいます。
【インプラント体が骨に安定するのを待つ】
二次手術
インプラント体が安定したら、インプラント体に大きめのキャップを装着し、周囲の歯ぐきが落ち着くのを待ちます。(※2回法)
※1回法の場合は、1次手術の際に歯ぐきから金属のふた(キャップ)が見える状態にして治癒期間をもうけます。
仮歯の装着・アバットメントの装着
歯ぐきが安定したら、型とりをして、アバットメントと仮歯の作製に入ります。(製作期間約2週間)仮歯は最終的な歯の形態を想定して作製します。
この時点で見た目やかみ合わせを調整しながら最終的な歯を作製する準備を行います。
〈作製費用〉
- チタン製(金属) 88,000円(税込)
- ジルコニア(金属を使用しない・金属アレルギーのある方など) 99,000円(税込)
最終的な歯の装着
仮歯でかみ合わせや形態の確認がとれたら、最終的なかぶせ物の作製に入ります。型どりを行なった後、色や形態を再度確認し、約2週間程度で装着されます。
インプラントはむし歯になる心配はないので、何かあったときに処置できやすいように基本的に仮着けのままとなります。
〈作製費用〉
- ゴールド系(金色) 110,000円(税込)
- 金属+セラミック(見た目は、歯の色) 132,000円(税込)
- オールセラミック(金属を使用しない・金属アレルギーのある方など) 165,000円(税込)
メインテナンス
インプラントをつける一連の治療が終わっても、インプラント治療は続きます。口の中を清潔に保たなかったために炎症が起き、インプラントが抜けてしまいかねません。
正しいブラッシングや歯科医院での定期的なチェックを行なうことがインプラントを維持する上で最も大切です。
定期的にP.M.T.C(専用の清掃器具や材料によるお口のプロフェッショナルクリーニング)をお勧めいたします。
P.M.T.C(保険適応外のため) 60分 11,000円(税込)