包括的(全体的)処置(40代 女性)
包括的治療(インプラント.むし歯治療.根管治療etc...)
40代の女性 むし歯がある 銀歯が何度も取れるということで来院されました。
治療をしていくにあたり、治療の前にお口のレントゲン・歯周病検査をしました。
現状のお話、このままだと今後どのようなことが予想されるかを患者さまにご説明し、どの歯にどのような治療をするのが適切か治療計画を立ててお伝えしました。今回の患者さまのケースは、スポットではなく、全体的に治療が必要でしたので、治療計画をたてる場合、以下のようなことを考える必要がありました。このように、全体的に様々な治療を行うことを、「包括的治療(ほうかつてきちりょう)」と呼びます。
②根管治療 根の先に出来た病気の治療など
③むし歯治療:悪いところは取り、残せるところは歯を残す
④抜歯:明らかに残せない歯は、抜いてきれいにする
⑤矯正:上下左右でずれがある場合、可能な限り歯を適正な場所へ移動させる
⑥審美:前歯の治療を含みますので見た目も大事です
⑦インプラント治療:歯のないところに新しい歯を作る など
治療をするにあたりどの様に治していくのか考えるためにも模型を作り、患者さま・歯科医師・技工士と治療の最終的なゴールを決定し、その計画をもとに治療を進めていきます。
※クラウン・ブリッジ・入れ歯・インプラントなど治療方法は、多くあります。
以前通っていた歯医者さんで入れていた古い差し歯を外して仮歯にしたところです(このあと歯周病・根管治療などをします)。
以前通っていた歯医者さんで治療したもの?を外して仮歯に変えました。
部分的な矯正で咬み合わせが悪くなっている歯の位置を移動させ、かみ合わせの調整を行いました。
段階を踏んで保存できない歯、歯ブラシが出来ない歯を抜きました。
次は奥歯の部分。ブリッジを入れていましたが、ブリッジは隣接する歯がむし歯になりやすく、また、過度の負担がかかるので、患者さまとディスカッションの結果、隣接する歯の保存や将来むし歯のリスクなどを考えて、もうこれ以上歯を傷つけたくないということで、インプラントに変更することを選択されました。
左下にインプラントを2本入れました。
以上、歯周病治療・根管治療・むし歯治療・抜歯・部分的な矯正・インプラント総合的な治療をし、可能な限り口腔内を再生させました。
年齢/性別 | 40代女性 |
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治療期間 | 約2年 |
治療回数 | 約50回 |
治療費 | クラウン/132,000円×8本 インプラント2本+チタンアバットメント(インプラント用土台)/330,000円×2本 インプラント上部クラウン/132,000円×2本 ダイレクトボンディング/33,000円×2本 部分矯正/220,000円 ※治療費は保険診療を含まず、税込となります。 |
リスク・注意点 | インプラントを長期維持、安定をさせる為に定期検診・メインテナンス及びナイトガードなどにより、就寝時の悪習癖(歯ぎしり、食いしばりなど)を緩和することがとても重要である。 歯の移動による鈍痛を感じる場合があります。また、矯正治療に伴う抜歯や歯肉退縮のリスク、矯正後の後戻りなどがございます。 |