マイクロスコープ精密治療
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「精密=長持ち」マイクロスコープ精密治療が歯の寿命を守る

井上歯科医院では、ご希望の方にマイクロスコープを用いた精密治療を行っております。歯科治療の精度は、肉眼での限界を超えなければ向上しません。
当院がマイクロスコープ(顕微鏡)を標準的に活用しているのは、「できるだけ削らない」「再治療の回数を減らす」という理念を徹底するためです。
拡大視野での繊細な処置や的確な診断により、審美性の向上や再発リスクの軽減、患者さま一人ひとりの状態に応じた治療法のご提案が可能となります。
※マイクロスコープ精密治療は自費となります。井上歯科医院では、2002年の開業以来顕微鏡を使用した、根管治療や精密治療を行っております。
マイクロスコープ(顕微鏡)ってなに?
歯科治療を肉眼だけに頼って行うには限界があります。そのため、井上歯科医院ではマイクロスコープ(顕微鏡)を使用して治療を行っております。
マイクロスコープとは、歯科治療用に開発された光学顕微鏡のことで、肉眼では見落としてしまいそうな細部を肉眼の約3~24倍もの大きさに拡大して確認することができます。
これにより、これまで「勘で行われていた治療」を「安全で確実な治療」に変える事ができます。現在の歯科治療には、必要な最新医療機器の1つです。現在、当院では3台稼動しております。
肉眼とマイクロスコープ(顕微鏡)の決定的な違い
マイクロスコープを使用すると、以下のような見え方の違いがあります。
肉眼では見えないミクロな世界が、治療の成功を左右します。
虫歯の「取り残し」を防ぐ
治療視野を拡大することで、肉眼では見逃しがちな小さな虫歯やつめ物の隙間をしっかりと確認できるため、適切な処置が可能となり、虫歯の再発(二次カリエス)リスクを大幅に抑えられます。
【▼つめ物の隙間】

肉眼だと一見何の問題もないように見られるつめ物です。肉眼なら問題ないものとしてスルーされてしまいがちですが・・・

拡大してみると、つめ物に隙間があります。このつめ物の下では虫歯が広がていることでしょう。気づかないと重度の虫歯になっていきます。
【▼細部の虫歯・歯のひび割れ】

拡大視野での精密な検査によって、肉眼では見落とされるような細部の虫歯やひび割れなどの早期発見・早期治療が期待できます。
削る量を最小限に

健康な歯質と虫歯に感染した部分を正確に見極められることで、大切な歯を削りすぎることを防ぎ、歯へのダメージを最小限に抑えることができます。
根管治療の成功率向上
根管内は暗く複雑ですが、光と拡大視野により、根管の隅々まで確認しながら治療を進められます。これにより、歯を抜かずに済む可能性を高めます。

歯の中は小さいというだけでなく、肉眼診療ですと、真っ直ぐ光が入らないので暗くて途中までしか見えません。

マイクロスコープですと、見る方向に光を当てられるので内部まで明るく見ることができます。

さらに拡大して見ると根管内に汚染物質があるのがわかります。明るく拡大できる点がこのように治療に影響します。
審美性の向上・再発率の軽減が期待できる

肉眼と顕微鏡での虫歯治療の比較です。使用しているつめ物の違いもありますが、顕微鏡治療の方は、つめ物と土台の歯の境目が分からないほど、綺麗な仕上がりになっています。精密な処置、適合性の向上により、治療後の再発率軽減が期待できます。
拡大視野下での治療の重要性について動画で解説
マイクロスコープでより低侵襲な治療が可能に
切削を最小限に抑える

拡大視野によって虫歯に感染した歯質と健康な歯質を正確に見極めることが可能となり、切削を最小限に抑えることが出来ます。
抜歯回避率の向上

重度の虫歯、重度の歯周病に行う治療では、細部の処置精度を高めることにより、治療後の再発リスクや将来的な抜歯率を軽減することが出来ます。
痛みの軽減や、患者理解の向上にも
肉眼の最大約24倍まで拡大して見ることでより精密な治療が可能となり、お口の中の検査や診断をするときにも精度が飛躍的に向上します。また、より繊細な治療が行えることにより、患者さまの痛みの軽減にもつながります。また、治療中の状況をモニターに映して、その映像を写真や動画として記録し、治療後に患者さまと一緒に確認もできますので、患者さまの治療理解の向上にも役立ちます。
- お口の中の検査や診断、治療をするときに精密さが向上
- 治療中の状況をモニターに映してリアルタイムで見ることが可能
- 治療の写真や動画を記録し、後から患者さまと一緒に確認できる
- むし歯の状況や治療した歯の状態を拡大して検査に役立てられる
- 歯周病治療や手術の際に使用することで精度の向上や痛みの軽減がある
- 根(神経)の治療の際に、中を明るく照らし拡大して見て治療が可能
マイクロスコープを導入している歯科医院は、たったの「10%」
マイクロスコープは現在、日本国内で約7000台導入されています。(マイクロスコープを導入している歯科医院は顕微鏡.COMというサイトで確認できます。当院も掲載されております。)
現在の日本の歯科医院の数が約7万件ですので、マイクロスコープの導入率は、10の歯科医院に1つ、10%にすぎません。しかし、肉眼で治療をするには限界があるケースが多々あり、精密にしっかり丁寧に治療を行おうと思えばマイクロスコープは必ず必要になります。
その代表的なケースが「根管治療」です。根管治療とは、歯の根っこの治療のことですが、歯の根っこは大変深く、暗いので肉眼ではなかなか確認できない部分です。根管をマイクロスコープを使用せず治療を行うことは半ば手探り治療となり、大変困難です。このように、しっかり丁寧に治療を行うためにはマイクロスコープが必要不可欠です。井上歯科医院では3台導入しており、できるかぎり患者さまに精密に治療を行っていきたいと考えておりますのでどうぞ安心して来院ください。
(※マイクロスコープを使用した治療は自費診療となります。)
神奈川県藤沢でマイクロスコープ精密治療をご希望の方へ

井上歯科医院では、患者さまにより精度の高い治療を受けていただけるようマイクロスコープ精密治療をおすすめしております。歯科医師の勘や経験に加え、有用性の高い医療機器を駆使することでより的確な治療が実現します。神奈川県藤沢にてマイクロスコープ精密治療をご希望の方は、ぜひ当院までお気軽にご相談下さい。





